動画投稿で儲ける人がいる
人が集う場所、たくさんの人の目に触れるものは、広告的価値があります。そのようなものは、たとえそれがなんであれ、広告として売りだされるものです。

広告ビジネスは、それを支えるナショナル企業が予算を停止しない限り存在し続けます。それらのビジネスは人が注目するもの、人が立ち止まるもの、人が好んで見るものを「看板」として切り取り、広告スペースとして売り出すビジネスです。インターネットの登場以降、それらはシステマチックな表示カウントによって指標がわかりやすいものとしてさらに細分化されていきました。たくさん表示されるWebサイトはとても価値があるものとして認識され、高い値で広告が売買されているのです。

インターネットというものはもともとが「能動的」に情報を探す媒体でもあります。自分が見たいもの、自分が知りたいことを、自分が「行動」して探し当てるものなのです。そのようなインターネット上のユーザーは何かの「ニーズ」を持っているもので、それらのニーズを消費行動に転嫁することでインターネット上のビジネスが成立するということも多々あります。

インターネットではどのようなニーズを持った人がどのような行動をとるのかということが比較的計測しやすく、さらにそれらが「データ」として蓄積され、さらにはその「母数」も膨大な数字であるためひとつの「市場」として確実に認識することが可能です。それらのデータに基いてさまざまな施策を展開するのがビジネスです。

Webサイトさまざまなカタチに大別することができますが、中でもとりわけ動画投稿サイトという種別のサイトは「エンターテイメント性」がことさら強いタイプのWebサイトです。それらのサイトを閲覧する人には「楽しみたい」というニーズが深く存在しているものであり、自分が気になっている事柄に関連した動画を探し当てては視聴しているということです。

それらのニーズに合うものをどれだけ揃えられるのかということを考えると、戦略的に動画を投稿することによってたくさんの人を自身が動画を投稿したページに誘引し、トラフィックを巨大化させて「広告」を運用することができます。それは「展示スペース」を自身で用意して、そこにたくさんの人が集まるようななにかの「見世物」を用意し、同時に広告を掲載してその代金を得るというようなことです。

インターネットは個人、法人問わずさまざまな取り組みが可能です。個人のサイドビジネスとしてそれらの動画投稿サイトを駆使し、広告収入を得て収益を上げるということも可能なのです。ただ、そのようにして投稿した動画にポリシーはなく、とにかく人が見たいものであればなんでも投稿するというような人が多いため、なかには著作権を侵害しそうな、あるいは著作権を侵害しているような動画も散見されます。

ただ、自由なインターネットの中にあってそのようにして工夫を凝らし稼ぐことができるということは、事実です。そのようなことに興味があるのであれば、まずは「トレンド」を気にするといいでしょう。