動画編集のコツ
動画をただ撮影するだけではどうしても「投稿」するに耐えられないクオリティの場合もあります。例えば、説明文が必要だったり、タイトルやBGMをつけたりといった編集が必要な場合も多いでしょう。
そのような動画を作成するためには、何らかのカタチで動画編集を行う必要があります。ただし、「必ずパソコンが必要」というわけではありません。最近では撮影したデバイスでそのまま編集ができて、シームレスに動画投稿サイトに送信することも可能です。10年の前であれば、動画を編集するためには高度な編集ソフトと高性能な端末が必要でした。ただ、現在ではその程度の作業であればカンタンにこなしてしまう端末が多くなりました。
一般的に所持できる端末の「性能」が、動画編集など造作もないほどまでに進化したということです。それは「パソコン」に限ったはなしではなく、スマートフォン、そして新たに一般化したタブレット端末でも同様というわけです。そのようなことを可能にするためには「アプリケーション」が必要なわけですが、素人でも直感的に作業ができるアプリケーションが増えています。それらを用いることで、投稿する動画のクオリティを一気に引き上げることが可能になるのです。
人が何かを観る、人に何かを見せるという時点で、「それ」は「作品」ということになります。人が面白いと感じるかどうかは、その作品がプロの手によるものなのか、それとも一般投稿なのかは問わないのです。面白いものは「面白い」と感じ、賞賛する懐が人にはあります。面白い動画を見つけたら、人に「これが面白い」とシェアする風潮が、現在のインターネットでは満ちています。たとえプロのディレクターでなくても、そのように投稿した動画がブレイクする可能性だってあるのです。ですから、動画投稿の際に「作品」としてのタイトルや解説をつけるのは、それを見てくれる人への「礼儀」のようなものでもあるということです。
ただワンカットで撮影するのではなく、さまざまなカットをつなぎ合わせた作品を作ったり、アフレコをしてみたり、素人が作るのであってもさまざまなことが可能になっている現在、動画投稿サイトにはさまざまに趣向を凝らした作品が並び、「何か面白いものはないか」がという人の好奇心を満たしているのです。そのような作品群のひとつとして、インターネト上のエンターメテイメントのひとつとして、自分が撮影した動画を投稿するのですから、ある程度の体裁を整えるということは必要かもしれません。
そのようなことを通じて自分の作品を人に知ってもらう、自分の感性を人に公開するということは、なかなか刺激的なことです。「作る」ということは人の本質でもあるのですが、作り終わったあとのカタルシスはひとしおです。そのような取り組みが新たな創造性を呼び、そのような取り組みが新しいイマジネーションを生むのです。動画投稿を行う際、ただアップロードするのではなく、いったん編集してみてもいいのではないでしょうか。