アダルト関連は別次元のニーズを持つ
インターネット上だけではなく、世の中から絶対になくならないものが「食欲」、そして「睡眠欲」、最後に「性欲」です。それらは人間が生き物でいる限り常に抱く欲求です。

それらは世の中のさまざまな場所でさまざまな人が抱く生理的な欲求であり、それらを満たすことで収益を得るビジネスも存在しています。それらは古来変わることなく、私たちのニーズに応えてきたのです。特に食欲に関してはあまたの飲食店が私たちの訪れを待っています。一度しか入らなかったという店舗も含めると、私たちは生涯のうちでいくつの飲食店を利用するのか、わからないほど、自然にそれらの店舗を利用します。

また、睡眠は人が生きる上で絶対に必要なものです。一日が終わり、また明日に備えて休むことは私たちにとって絶対に必要なことです。それらは私たちにとって生活習慣の一部でもあり、眠れなかった次の日などは確実にパフォーマンスが低下しているものです。規則正しい睡眠は、私たちが元気に活動する上で絶対に必要なことでもあります。私たちはたとえ家から遠く離れた場所に旅に出たとしても、必ず眠るものです。そのためにホテルなどの宿泊施設が存在しています。どこにいっても眠る必要がある、それは変わらないことなのです。

そして「性欲」、これも人間でいる限り必ず持ち合わせたものです。子孫を残すために私たちは生殖活動を行います。その原動力となる性欲は、私たちが種として生き残るために必ず必要なものであるのです。ただ、私たちは他の動物と違って「発情期」を持たないのです。それは「年中」といってもいいでしょう。そして、それらの欲望を満たすことでストレスを発散したり、満足感を得たりするものです。

さらには、性に対するニーズはどこか後ろ暗いところを持っているものです。あるいは男性特有のニーズでもあるかもしれません。教育上よくないとされるそれらのニーズは、世間の表面からは隠れたところで満たされることが多いものです。インターネットでも、18歳未満にはふさわしくない内容として扱われ、教育上のタブーとなっています。

ただ、人のニーズがあるものは必ずインターネット上に情報があるもので、それらの情報はインターネットで入手が可能です。むしろ、インターネットがここまで発展した原動力として性へのニーズがあったのかもしれません。ただ、そこに個人が情報発信者として参入することはいささか問題です。

確実に人としてニーズがあることであるのですが、世間としては「良くない」とされる情報ですから、リスクもあります。さらには、人の欲求、ニーズを満たすためにコンテンツを追求していけば必ず「法」に触れる部分に直面します。そこで法を順守できるのか、それでもアクセスを稼ぐことができるのか、そのようなジレンマに直面するのです。

どのような情報でもインターネットに流していいわけではありません。そこにはモラルがあり、限度があります。性に対するコンテンツは、その点が一番問題であるのです。人のニーズにずっと応え続けることはできないのです。